株式会社レックス

お正月の過ごし方

2023.01.03

2023年1月1日。友人と駒沢公園を散歩した。
お正月の、澄み切った青空には、毎年驚いてしまう。私たちは常日頃、どれだけ空気を汚しているのかと。
SNS用に、友人に写真を撮ってもらった。
卯年にちなんで?ジャンプしているものを。
写真を確認すると、思ったより高く飛べていたので、それにも驚く。現在43歳。女性。

駒沢公園近くにある、時々行くロイヤルホストもスタバも、元旦はお休みだったので、
唯一空いていたカフェに入った。
そのカフェに入るのは初めてだった。

習性で、お店に入る前はマスクをする。
そのカフェは、先に注文をしてから席につくパターンだった。
ふと、レジにいる二人の店員さんを見ると、
二人ともマスクをしていない。
飲食店の店員さんで、マスクをしていないのは珍しい。
嬉しくなって、私もマスクを外した。
友人にも、「ここ、マスクしなくてもいいお店だよ!ほら」と、店員さんに視線を促す。

「ほんとだ!」と友人も嬉しそうにマスクを外す。

店内は、ほどよく混んでいて、
テイクアウトの人も含めて次々に客が注文をしていたが、マスクをしていない店員さんは、
急ぐ感じもないのに、スムーズで。
私たちが頼んだ、カフェオレとミルクティーもすぐに運ばれてきた。
しかも笑顔で。
マスクをしていないから、更に笑顔であることが伝わってきて、それにも嬉しくなる。

元旦早々、友人と、いいお店に入ったね!
と喜び合う。

4年前には、マスクをしていない店員さん、
なんて当たり前どころか、マスクをしている店員さんが珍しかった。
今年は、もっともっと、これがスタンダードになってほしいと切に願う。

1月2日

渋谷スクランブルスクエアで、振る舞い酒のイベントがあることを知り、友人を誘って行く。
時間は13時から。
13時10分くらいに7階のイベントスペースに到着したのだけれど、既に人でごった返していた。

振る舞い酒は何種類かあって、小さなプラスチックのコップで出されていた。
一応分類されていたのだけれど、
テーブルに運ぶ頃には、どれがどのお酒か分からなくなってしまい、ひとつ、すごく好きな味があったのだけれど、分からなかったのが悔やまれる。

提供された日本酒は全て秋田のお酒。
なんで秋田なのかなあと思っていたところに
お店の方から「いかがですか?」と声をかけられた。
「美味しいです!」と答えると
「ありがとうございます。2023年は、ハチ公生誕100年のアニバーサリーイヤー でして、それでコラボをして秋田を盛り上げたいと思っているんです」と教えてくださった。
友人がすかさず、「ハチ公、秋田犬ですもんね!」と返す。私はもう、数杯の日本酒で軽く酔っ払っていたので、ハチ公が秋田犬だということまで頭が回らなかったのだが、そのあと映画「ハチ公物語」を観た記憶がまざまざと蘇り、切なさでいっぱいになってしまった。

振る舞い酒には、おつまみも二種類あり、
それがどちらも美味しかったので、
今度真似したいなと思った。
一つは、クリームチーズをいぶりがっこで巻いたもの。
もう一つは、黒豆、ピンクグレープフルーツ、ピンクの生麩を楊枝で刺したもの。

会場では津軽三味線の演奏もあり、
それがまた素晴らしかった。
生でじっくり聴く機会があまりなかったこともあって、聴き入ってしまった。

ああ、日本の文化っていいなあとしみじみ思いながら、まだお昼を食べていなかったので、13階のレストランフロアへ。
どこも混んでいて、比較的すんなり入れたのは、スペイン料理のお店だった。
カヴァを飲みながら、シシトウの揚げたのや、カルドッソ(スペイン風雑炊)、生ハムなどを食べて、気分はすっかりスペイン。

お腹も満たされて、階下の7階に降りてきたら、まだ振る舞い酒が続いていたので…

締めにまた一杯だけ頂いてしまった。
おつまみは少しアレンジされていて、クリームチーズの中に、刻んだいぶりがっこが入っているものと、エンドウ豆味のスナック菓子。

気分は再び日本。
いいお正月でした。
さ!仕事しよ!