株式会社レックス

東急歌舞伎町タワー

2023.05.08

先月4月17日にオープンした、東急歌舞伎町タワー。歌舞伎町って、ちょっと怖いイメージもあり、あまり縁がなかったのですが。
そのど真ん中にできる新しいタワーって、どんなだろう!と好奇心が湧いて、オープンに先駆けて行われた内覧会に行ってきました。

地下4階から地上47階まで、館内の様々な場所に、作家が手がけたアートが配置されていて、言わば期限のない巨大アートギャラリーとも言えそうです。
建物の外装は、噴水の水しぶきや透明感がイメージになっているそう。
確かに、水しぶきが、上の方で頑張ってる…!
そんな印象を受けました。

45階に位置するレストランにある、
250センチの大型作品。
大巻伸嗣
Gravity and Grace:
Mare Foecunditatis (The Sea of Fertility)

天井から吊られた金属の球体の中で、LEDがゆっくりと点滅し、かつて新宿に広がっていた水景からイメージした表面の水紋や花などのモチーフが影絵のようにして、壁や天井、そして床に幻想的に映し出されています。
ここのレストランは、圧倒的に夜が美しいのではないかと思いました。
現代アートって、ちょっと分からない、とっつきにくいというイメージを、あっさり払拭してしまう分かりやすい美しさでもあり。
外には新宿の夜景も広がっていて、ロマンチックで。
一度はここで食事をしてみたい、
誰か誘ってください、と願いながら、見学をしました。

こちらは、9階10階にある109シネマズプレミアム新宿の、
映画が始まるまでゆっくり過ごせるプレミアムラウンジ。その名も、OVERTURE。バーもあります。お値段もプレミアムですが、映画館内だけでもアートが沢山あり、映画とセットで楽しめます。

そして、ぜひ見てほしいアートがこちら。
17階 JAM17 BARにある
西野達 「新宿」
天井から吊られたこのアートは、新宿で実際に使われていた家具や日常品を使っているそう。区役所のスチール棚、紀伊國屋書店で長年使用されていた歴史あるテーブル、二丁目クラブのキャッシャー台、新宿の名称の由来となった宿を象徴するホテル家具。それらが、長い間新宿の夜を照らし続け、この地の歴史を見守ってきたミラノ座の脇にあった街灯によって繋ぎ止められています。
新宿の歴史が、こんなアートに。
これを眺めながら飲むひとときは、ちょっと面白い夜になりそうだなぁと。
オープンしてから一度行ってみたのですが、
このバーは沢山の人で賑わっていました。

新宿、歌舞伎町という街が紡いできた歴史や文化、記憶がアートを通して伝わってくる面白さ。
それぞれの作品の近くには、ちゃんと説明書きもあるので、ああ、これはこういうアートなんだなって理解できる分かりやすさ。

現代アートも、新宿歌舞伎町という街も、
このタワーに行くと少し距離が縮まったような気がしました。
他にもまだまだ魅力的なアートがあるので、
またご紹介できたらと思います。

おまけ。

スタバの女神も、なんだかオシャレでした♪